妊娠中は母体と赤ちゃんを守るために、どんな女性でも妊娠前より脂肪がついてふっくらとしていますが、産後、体型が戻らないことに悩むママも多くいます。特に母乳育児の影響で体重は元に戻っても、体型は戻らなかったというママが約80%と多数を占めています。産後の体型変化には、骨盤の歪みが大いに関係しています。
妊娠中に広がった骨盤は、産後3~4ヶ月かけて左右交互に少しずつ縮みながら、ゆっくりと元の状態に戻ります。骨盤は正常な位置に戻ろうとしますが、妊娠前に骨盤の歪みがあったり、妊娠中に体のバランスが崩れたりすると正常な位置に戻りづらいのです。また、横座りや椅子での足組み、猫背といった体を歪める姿勢をとることでも、骨盤は正常な位置に戻らなくなってしまいます。
骨盤が妊娠前の位置に戻らない状態が続くと、骨盤周辺の血流が悪くなり、脂肪の燃焼がうまくいかなくなってしまうため、太りやすくなります。産後に下腹が出て、妊娠前の服が入らなくなってしまうのはこのためです。他にも肩こり、腰痛、むくみ、冷え性や2人目の不妊などの婦人科系トラブルにもつながってしまいます。
産後の骨盤矯正は、産後2ヶ月~6ヶ月までに行うのがおすすめです。産後1ヶ月はまだ出産の影響がかなり体に残っています。焦らず1ヶ月は安静に過ごしましょう。
また、産後6ヶ月をすぎると骨盤まわりの靭帯や筋肉が硬くなりはじめるため、それまでに骨盤矯正をしておきたいですね。産後の女性のじん帯はとても柔らかくしなやかで、特に産後4ヶ月までは歪んだ骨盤を矯正しやすい時期です。
骨盤が正しい位置に戻ると、内蔵も正常な位置で機能し、栄養素の吸収が良くなります。また、血行が良くなることで基礎代謝も上がり、痩せやすい体になります。産後太りを解消するのは、産後6ヶ月間が重要ですが、骨盤矯正と産後ダイエットを上手に行えば、効率よくやせるだけでなく、スタイルも良くなりますよ!
まだコメントはありません。