最近は「体幹」とか「コア」という言葉が一般的に使われるようになってきました。
体幹やコアマッスル、インナーマッスルが重要視され、その後一気に言葉としても浸透していったように思います。
あらゆるスポーツで重要視されている「体幹」ですが、一体なぜそんなに必要なんでしょうか。
「体幹」は元々明確に定義づけされていた言葉ではありませんでした。
胴体を指す人もいれば、筋肉を細かく限定する人もいます。
今日のブログでは骨盤と上半身、骨盤と大腿骨を結ぶ筋肉「腸腰筋」のことを指すことにします。
そして腸腰筋が弱いと以下のような状況が発生します。
・骨盤と上半身が固定できずに、身体が揺れる
・骨盤と太腿の骨が固定出来ずに、膝や足首が揺れる
つまり身体の中心である骨盤周りが、その上下の部位(上半身や太腿など)と安定した状態で繋がっていない場合、イメージしたところで身体を止められないのです。
これが原因で起きる現象としては…
・引き上げが足りない
・踏み切りにばらつきがある
・軸がブレる
・動きだしが遅れる
・止まれない
・速いリズムで動けない
この辺りは腸腰筋の強化でかなり改善されますよ!(^O^)/
ただし体幹トレーニングの際、気をつけなければならないのは、トレーニングの際のフォームが非常に重要なのです。
骨格のニュートラルポジションを作らないでインナーマッスルの強化を行うと、たいてい腰を痛めます(^_^;)
もしくは、腰を痛めなくても、思うような効果がでないケースが多々あります。
体幹トレーニングを行う際には必ず専門家に体幹強化のフォームを見てもらって、自分自身で正しいフォームを鏡無しで作れるレベルまで練習してから、トレーニングの強度を上げていきましょう。
体幹を鍛えないダンサー・アスリートは身体を痛めやすいですし、間違った使い方をしている可能性が高いです。
『痛い→痛いところだけ治療する』ということを続けるのは、上達するチャンスを自ら奪っているかも!?
なぜその部分が張るのか。そして何をすれば解決するのかを知り実践していきましょう!