人の最大の特徴は「二足歩行」をするということです。
重力に対し二本足で立ち、動き回り、生活する。
そのため重心線が崩れると、姿勢が乱れ、動きがおかしくなったり、身体に何らかの異常が現れます。
たとえば…、
重心線より前に顔が出てしまうと、首や背中に負担がかかってしまいます。これにより慢性的な首の痛みや肩こり、頭痛などが起こり、ひどくなると、吐き気やめまい、耳鳴り、上腕のしびれなどを引き起こします。
背中を丸くして前かがみ気味になると、バランスをとるために、膝が曲がったままの状態になります。
股関節の伸び・曲げの範囲が小さくなり、足を蹴りだす際には、足首の曲がりも小さくなり、蹴る力も弱くなります。
このようになると腰も丸くなり、無理な力が腰椎に加わって、腰痛の大きな原因となるのです。
また、膝も曲がったままの状態で地面に着地するので、膝関節内のクッションである軟骨で力を和らげることが出来なくなり、広い面積で力を分散させなければいけないものを、一点に負荷を集中させてしまうことになってしまいます。
その結果、膝周囲の関節や筋肉に大きな負担がかかり、変形性膝関節症の原因ともなるのです。
レントゲンや各種検査などで何の異常が無くても、身体に症状がある場合は、ほとんどがこの重力線の通過する位置に問題があります。
患者さまの姿勢や身体の動きを診ることによって、「どの部位がどのように無理がかかって、痛みを発症させているか」がわかります。
施術では、過度に負担がかかっている関節・筋肉を見つけ出して、正しい重心位置になるよう、関節の位置を矯正したり、筋肉の緊張のバランスを正していきます。
外で歩くことが快適になる季節です。
姿勢良く歩いて、身も心も健康になってください♪(*^^*)
つらい症状をお持ちの方は、治療にお越し下さい!