股関節の痛みや違和感で来院される女性が増えています。
かつて股関節痛の原因は、加齢や生まれつきの骨の形などと言われていました。
ですが実際は、関節自体が痛むというより、関節を動かす筋肉が硬くなって痛むということがほとんど。
私たちは二本足で立って生活しているわけですが、それだけでも股関節には相当な負担がかかります。
その股関節を支えている筋肉が疲労して柔軟性が落ちてくることで違和感や痛みを感じるのです。
そのままケアしないでいると、さらに筋力も落ち、筋肉が硬くなり、股関節の可動域は狭くなる。
動きにくいのでさらに股関節に負担がかかるという悪循環に(>_<)
股関節は、日常のすべての動作に影響する大切な部分です。
歩いたり、階段を上ったり、椅子から立ったりといった動作は、股関節がうまく動くことで初めてスムーズな動きをすることができます。
ゴルフや野球などのスイングをする場合も、ほとんどの人は腰の動きと思っていますが、基本となるのは股関節の動きです。
股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転しません。
痛みが出てから股関節のトラブルに気付くことが多いですが、もし次のようなサインがみられたら注意しましょう!
【股関節まわりの危険度をチェック!】
□ あぐらをかくと左右の膝の高さが違う
□ ぺしゃんこ座りや横座りをよくする
□ スリッパをはくことが多い
□ 内またになっている
□ 座っていることが多い
□ O脚、またはX脚になっている
□ 立ったまま靴下をはけない
□ 気がつくと、スカートが片側に回っている
□ クツのかかとの減り方が左右で違う
□ しゃがんで物を拾うのがおっくう(苦手)
チェックが多い方ほど股関節が正しく使えていません!将来痛みが出る可能性大(>_<)
股関節の変形が進んだ場合、現在の日本では、股関節手術に関する研究は非常に多いのですが、予防・改善・手術回避や延期に直結する運動療法やセルフケアの研究はほとんどされていないのが実情。
【今できることは何? やっておくべきことは?】
まず、①痛みを柔らげる。(痛みがある状態で無理しない)
次に、②股関節を支える筋肉(腸腰筋、臀筋、ハムストリング、大腿四頭筋)を緩める(柔軟性を出す)
そして③股関節に負担がかからないよう、正しいフォームで股関節を支える筋肉のトレーニングをおこなう。
なによりも普段から、腰椎、骨盤、股関節、膝、足首、アキレス腱など、下肢全体のバランスを重視する。
という順番でケアすることをおすすめします。
運動する前にはまずウォーミングアップが必要なように、痛みの改善にはちゃんとした手順を踏むことが大切ですよ(*^^*)
整体院 幸 sachiでは①~④まで、しっかりとケア&サポートさせていただいております。
股関節の痛み、違和感などでお困りの方はご相談くださいませ。